今回のテーマは、「後継者は、財務を勉強しないといけないのか?」です。
わたしは、多くの経営者や後継者と向き合うなかで、
財務や会計があまり得意でなく、勉強もあまりしていない方に遭遇することがとても多いです。
「財務、むずかしい」
「勉強するのめんどくさい」
「まかせているから大丈夫」
などと、後継者が言っているのをよくお聞きします。
わたし自身も、いまとなっては財務の専門家として支援活動をしていますが、かつては同じ、なんとなく財務が苦手でした・・・
財務って、経営者として何が大事なのかが、意外と見えにくいんですよね・・・
ということで、なぜ経営者・後継者が財務を勉強するのを後回しにしてしまうのか?
3つに、まとめてしてみました。
まずひとつめは、
①「だれかに任せているから」
税理士がやってくれるとか、財務担当者に任せている。とか、誰かがしっかりやってくれているから自分はやらないでよいと考えてしまうかもしれません。
2つめは、
②「ザ・お勉強っぽいから」
財務を学ぶというと、簿記とか会計など、がんばってお勉強する感じがして、なんとなくやる気がおきなかったりします。
そして3つめ、
②「日々の仕事で学べないから」
財務は、日々の仕事以外で、学ばなければならないことが多く、仕事以外の時間を用意しなくてはなりません。
後継者は、おそkらく以上のような理由で、財務を学ぶことを、後回しにしてしまうのではないでしょうか。
(以上、後継者の学校調べ)
しかし・・・実際、経営者・後継者が学びをせずに財務の見方をしらないと、どうなるのでしょうか。
事例1 財務の見方がわからず間違った判断をしてしまう。
例えば、経営者が、
売上を増加をするために、品揃えを増やして、顧客ニーズに幅広く対応するよう判断しました。
結果として、在庫と借入金は増加し、現金は減少する結果となってしまいました。
最悪の場合、その判断が、会社を衰退に追い込んでしまうかもしれません。
事例2 わからないから、だれかに任せてしまう。
経営者が、財務は苦手だからと経理部長に財務関係はすべて任せていました。
その結果、大丈夫だと思っていたのですが、なんかおかしい、お金がぜんぜんない・・・。
経理部長に理由を問い詰めても、何を言っているのか全然わからず、結局理由がよくわかりませんでした。
そして最悪の場合、わからない中で明確な意思決定ができず、会社を衰退に追い込んでしまうかもしれません。
こうした事例は、よく聞く話です。
そうならないためにも、後継者・経営者は財務を知っておくべきなのです。
ただ、細かい難しいことではなく、経営者として必要なポイントを学びましょう。
後継者の学校 代表 大川原